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『ある長寿の記』全国の書店とネット書店で発売
2024年12月03日
『ある長寿の記』帖佐道子(著)高橋美紀子(著)
全国の書店とネット書店で発売
ひとはどう生き、どう終わりを迎えるのか?
母が見た景色、娘が感じた想い。
大正6 年生まれの母と昭和15 年生まれの娘、それぞれの日記が語る、最期の日々。
106 歳で逝った女性と、在宅で彼女を看取った元NHK アナウンサーの娘の赤裸々な介護記録。
本書の構成
第一章:帖佐道子は幼少期を香港、サイゴン、下関、台湾の基隆、中国厦門のコロンス島で過ごした。多感で自由な少女の生活と心象風景を中心に描いた、道子の瑞々しい半生の自伝。
第二章:老いて尚……! 85歳から98歳までの道子の日記。
第三章:上段は母道子・99歳から102歳までの日記、下段は同時期の娘美紀子の77歳から80歳までの日記。
最終章:母の死直前までの娘・美紀子の介護日記。
「はじめに」より
ある日、母が元気な頃、ちぎり絵の作業に使っていた机の引き出しに、数冊の日記帳と自分史を書き溜めた分厚い大学ノートを見つけた。驚きの発見であった。いつの頃に書いたものかわからなかったが、ノートの最初のページにはこう書いてあった。
老化防止のため
・一日千字書く
・一日一時間読む
・一日十回笑う
・一日百回深呼吸
・一日一時間歩く
せめてこの一割でも実行して、老いの極みを試みてみたい。
著者について
帖佐道子(ちょうさ・みちこ) 1917 年福岡県北九州市生まれ。2024 年6 月、106 歳で死去。
高橋美紀子(たかはし・みきこ) 1940 年鹿児島生まれ。横浜市在住。
元NHK アナウンサー。67 歳より大蔵流狂言のお稽古をはじめ、著書に『狂言十番 私のお稽古帖』(めでぃあ森)がある。