著者インタビュー

2019年5月20日

カミさんと走った500日 著者 宮田固さん インタビュー
(画像 中央:宮田固様 左:淑子様)
NHKなど多数のメディア取材、講演依頼、
日本自費出版文化賞の入賞などで、人生が大きく変わりました。
想像もしなかったことでした。

奥様と共に、合計500日間をかけて自転車で世界を旅した宮田固さん。旅先での笑いあり、涙ありのエピソードをまとめた『カミさんと走った500日』を出版されました。発売当日にNHKからの取材が入り、その後多くの講演依頼、日本自費出版文化賞で入賞など、人生が大きく変化しました。今回は、宮田さんご夫妻に出版の経緯とめでぃあ森の評価についてお聞きしました。

世界を旅するアドベンチャー家族

― 最初に自己紹介をお願いします。

東京都八王子市で税理士事務所を開業している宮田固です。定年退職して直ぐに世界自転車の旅に出かけ、日本に帰国してから半年後に開業しました。会社在職中に一念発起、税理士・社会保険労務士・ファイナンシャルプランナーの資格を取得しました。老後の生活設計に税金・年金知識は欠かせません。定年後の第二の人生に役立っています。
夫婦ともに健康が一番と考え、共通の趣味を維持しながら、お互いに活動的な生活を送っています。
私は、ジョギング、ハイキング、謡曲、男の料理クラスに通っています。
カミさんは、太鼓、オカリナ、布ぞうり作り、切り絵、着物のリメイク、着物着付けが趣味。共通の趣味はマジック、ホットヨガ、それに自転車で海外旅行をすることですね。

― 世界を自転車で回ろうとお考えになったきっかけを教えてください。

大学3年生の時に1年間休学して、アルバイトで費用を貯め、当時1ドル360円の時代でしたが、800ドルと片道切符を持って日本を脱出し、世界を放浪したことがあります。
会社員として長年仕事をしてきましたが、定年を控えて青春時代が懐かしく蘇り、一度人生の仕切り直しをしたいと考えるようになりました。そこで思い立ったのが、自転車で世界を旅することでした。

― 自転車で一緒に旅をしようと誘われたとのことですが、そのとき、奥様はどう思われましたか?

奥様:定年後も仕事をすると思っていましたし、私は薬剤師の仕事が充実していましたので、最初は驚きました。でも、ダンナは言い出したら聞かない性格なので(笑)、一緒に世界を旅しようと決断しました。

― それまでにも海外旅行の経験はあったのでしょうか?

奥様:新婚旅行でアフリカへ行ったのが初めてです。息子たちが小学校3年生と5年生になった時、オーストラリアに家族旅行をしたのが2度目です。それ以来、よく海外旅行に出るようになりましたね。でも、ダンナの提案する旅行はツアーではなく、往復のフライトチケットと初日の宿だけしか決まっていないような個人旅行です。危険極まる冒険を何度も経験しました。

― まさに、アドベンチャー家族ですね。自転車の旅について、奥様はどうお感じでしたか?

奥様:ママチャリしか乗ったことがなかったので韓国で自転車の慣らし運転をしてから本番に向かいました。しかし、舗装された平坦な道路ばかりとは限らず、険しい上り坂が続く時や石ころだらけの砂利道を走る時もあり、泣きたくなるほど辛い思いを味わいました。また、他のサイクリストに比べて、私たちは荷物が多かったので、最初はハンドルがグラグラして、前に進むのもやっと(笑)。24時間ダンナと一緒にいるわけですから、喧嘩もしました。それでも終わってみれば、笑いあり、涙ありの素晴らしい体験になりました。

商業出版を目指して複数社にアプローチ

― 出版のきっかけを教えてください。

旅の道中、行く先々で人との出会い、ハプニング、目の前に広がる自然の雄大な景観に感動したかと思えば、自然の猛威を前に立ちすくんだりと自転車の旅ならではの楽しさ・醍醐味を体験しました。周りの人にこの体験を言葉だけで伝えるのは難しく、記憶が鮮明なうちに、旅の証を文章にして残そうと思ったのがきっかけです。旅の最中から、出版できればいいなと思っていました。

― 出版社はどのように探しましたか?

原稿が完成した段階で出版社に連絡をしました。当初は商業出版を目指して出来上がった原稿を持って訪社したり、電話・メールで数社当たったりしました。しかし、出版不況の折、いい返事はいただけませんでした。旅行記が得意な出版社にも当たりましたが、厳しいという判断でした。編集者からは自費出版をすすめられたので、方針を切り替えました。自費出版専門の会社も数社からお話を聞き、見積もりを取りました。しかし、本を作るというよりは、本を印刷するというような事務的な対応の会社が多く、どこにお願いするかを決めかねていました。

― めでぃあ森に決めた理由を教えてください。

信頼できる出版社を探している時に、カミさんが当時勤めていた調剤薬局の社長からめでぃあ森さんを紹介していただきました。その時の応対に誠意が感じられ、第一印象で大手出版社などに任せるより、一生懸命やって頂けるだろうと確信してめでぃあ森さんに決めました。
カミさんと走った500日 著者 宮田固さん インタビュー
複数社の中で、めでぃあ森さんに最も誠意を感じました。

― 執筆はどのようにスタートしましたか?

旅行記を出版しようと思い立ったのが日本に帰国(2012年7月11日)して半年を過ぎた頃です。遅くとも帰国後2年以内の出版でないと新鮮味がなくなってしまうと思い、それまでに出版を目指し、繁忙期の確定申告が一段落した2013年4月から執筆活動に入りました。

幸い、旅行中、毎日パソコンで旅行日記をつけて、適宜、旅行写真と一緒に旅の様子をブログにアップしていました。そのブログの原稿をベースに書き綴っていきました。また、勤めていた会社のOB団体の機関誌などに掲載した原稿も残してありました。一から旅行記を書き起こしたのでなかったので、その点は助かりました。

― 出版について、奥様の反応はいかがでしたか?

カミさんに旅行記出版の話を持ちかけた時は、無駄なお金と時間をかけて何を考えているの(笑)、といった反応でした。自分たちのプライベートな話を本にしてもらいたくないと思っていたこともあったかもしれません。しかし、書き上げた原稿を見せていくと、徐々に反応が変わり、全体の原稿が出来上がった時には乗り気になっていました。カミさんは、文章は得意ではなかったようですが、「あとがき」に文章も載せてくれました。実は、読者からこの「あとがき」が面白いと好評でした。

― 奥様はどうお感じでした?

奥様:出版に使うお金があるのなら、また自転車旅行に行きたいと思いました(笑)。しかし、ダンナは一度言い出したら人の意見を聞かないところがあるので、協力するしかありません(笑)。それでも、原稿を読むうちに、旅のことが思い出されて、出版することに意味があると思えるようになりました。
ダンナはブログを書いていましたが、私は毎日日記をつけていました。こうした記録も役に立ちました。私は、文章に自信がありませんし、母に作文をお願いするような子どもでした。それでも「あとがき」を書かせていただき、読者さんから思いがけない反響をいただき、ありがたく思っています。
カミさんと走った500日 著者 宮田固さん インタビュー
読者の方から感想をいただき、感謝しています。

― なるほど。出版社を探す段階では、原稿が完成していたということですね。

そうです。

― 執筆期間はどのくらいかかりましたか?

2013年3月下旬から取り掛かって、約2年分のブログ原稿をWordに写し、デジカメに納めてある写真を見たりしながら、その時々の状況を思い浮かべ加筆修正を加えていき、原稿仕上がったのが10月初旬でした。約6ヶ月です。

― 執筆中に苦労した点は?

自然の風景やその時々に感じたことやその時の状況などを、分かりやすい適切な言葉で描写・表現することの難しさを痛感しました。何度も行き詰まり、文才のなさを嘆いていました(笑)。翌朝の予定がなければ、毎夜23時頃からパソコンに向かい3時、4時頃までやっていたと思います。ひと通り原稿を書き上げた時はホッとしました。

表紙とタイトルは全員一致で決定

― めでぃあ森からはどのようなサポートがありましたか?

出来上がった原稿をお渡してチェックしてもらいました。段落を短くするなど読者が読み易いようにする工夫や誤字や不適切な文言がないかのチェックなどのアドバイスをもらいました。意味が分かりにくいところの指摘、写真選びと配置、出版後も書店向け書籍売り込みの案内状作成など、数々の有形無形のサポートがありました。さすがにプロの仕事だと思い、お願いしてよかったと思いました。

― 原稿完成から本ができるまでの工程を教えてください。

  • 11月中旬:出版社決定
  • 12月中旬:出版作業開始(下書き原稿の引き渡し)
  • 2月中旬:校正終了
  • 4月中旬:目次・頁数決定。

この辺りで、出版物としての体裁が整い、少しずつ実感が湧いてきました。

  • 5月初旬:写真(表紙、口絵、本文中)決定。本のタイトルを決定。

より実感が湧いてきました。

  • 5月中旬~:校正作業
  • 6月中旬:校了
  • 7月2日:出版

という流れです。

― 本ができた時は、どのようなお気持ちでしたか?

自転車旅を思い立った時も、周りの人達にカミさんと自転車で世界を旅して来ると公言したものの本当に出来るのかと、旅に出る前は不安で一杯でした。その時と同じように、旅の証を残すためと大見得をきったものの、文才もない者が果たして満足なものを書けるか、2014年7月に間に合わせることができるのか、やはり当初は不安で一杯でした。

筆が進まず投げ出したくなる時もありましたが、思い出が一杯詰まった夫婦自転車旅を何としても言葉で残したいという気持ちが強かったのでがんばることができました。やはり自分の著者名が書かれた本を初めて手にした時の感動・感激・喜びもひとしおでした。

奥様:表紙を見た時に、実感が湧きました。表紙も3案ほど提出していただき、とてもすばらしい装丁に仕上げていただいたと思っています。

― タイトルはどのように決まったのですか?

タイトルは、私が考えたものに決定しました。カミさんと自転車で走った(バス・汽車・船などでの移動の日も含め)旅の日数を数えるとちょうど500日。短くしてそのままタイトルにしました。もちろん、めでぃあ森さんからも複数案の提案をいただきました。最終的には、全員で「これしかないね」と即意見がまとまりました。
カミさんと走った500日 著者 宮田固さん インタビュー
全員一致で決定したタイトルと表紙デザイン

発売初日にNHKから取材申込みの連絡が入る

― 出版してから変化はありましたか?

発売当日にNHKから取材申込みの連絡がありました。予想もしないことで驚きましたが、めでぃあ森さんがプレスリリースなど、さっと手配してくれました。取材当日も立ち会っていただきました。めでぃあ森さんは、出版後のサポートも万全でした。
その後は各地で講演に呼んでいただくことが増えて、地元の福井でも講演をさせていただきました。


編集担当:森恵子
カミさんと走った500日 著者 宮田固さん インタビュー めでぃあ森
自費出版でも、読者に喜んでいただくような売れる本を作ることが大切だと思います。めでぃあ森では、原稿や装丁はもちろんのこと、出版後に書店への営業活動を行い、プレスリリースも制作します。
カミさんと走った500日 著者 宮田固さん インタビュー
ファックス用プレスリリース
(クリックで拡大)

― 生活が大きく変わったようですね。

奥様:そうですね。出版後は、人生が大きく変わりました。出版前とは全く違う人とのつながりが生まれました。講演会などで、サインを求められるので、どのように書けばいいのか森さんに聞きました(笑)。

日本自費出版文化賞で入賞

― 日本自費出版文化賞で入賞をなさいました。

大変にありがたいことです。めでぃあ森さんからすすめられ、この賞に応募しました。中山千夏さんが代表理事だったりする自費出版でもっとも権威ある賞だそうです。
朝日新聞で発表されるのですが、まず、めでぃあ森さんから連絡をいただきました。その後、日本自費出版ネットワークから「第19回日本自費出版文化賞」の入賞と表彰式の案内の書状が郵送で届きました。

― どんなお気持ちでしたか?

まさか入賞するなどとは微塵も思っていなかったので、正に青天の霹靂でした。いろんな人に支えられ旅を続けることができ、それを記録として残しておきたいと書いた紀行記が賞に選ばれるとあって、これほどの喜びはありませんでした。地道に前を進めば、いつかどこかで報われる時がくる。身をもって感じました。

カミさんと走った500日 著者 宮田固さん インタビュー
日本自費出版文化賞の授賞式

めでぃあ森さんは、真摯な対応で販売までサポートしてくれます

― めでぃあ森に依頼してよかった点を教えてください

1:著者の意向に真摯な対応

最も感謝していることは、著者の意向に沿って、真摯に本づくりをしていただけることです。

2:書籍販売のサポート

本を作るだけでなく、読者に届けるという点にもきちんとしたサポートがあります。新刊の案内状作成や書店回りにも同行していただきました。

3:迅速な対応

原稿のチェックやデザイン、組版など迅速に対応していただけるので、出版決定から書店配布までがスムースです。

お陰様で、書籍について自宅でNHKの取材を受け、NHK全国ネットの番組「いまほんランキング」で本の紹介と自転車旅について放映されたり、読売新聞や郷里の福井新聞で本の紹介と自転車旅について記事に取り上げられたり、自転車のフリーマガジン「Green Mobility」の取材を受けたりなど、人生で初めての貴重な経験をすることができました。

― 改めて、出版をしてよかった点を教えてください。

人生が大きく変わりました。出版をしなければ出会えない人とつながることができました。また、初対面の人でも、本を紹介することで、私たちのことを理解していただきやすくなります。出版して本当によかったと思います。

― 宮田さんのように、人生を楽しむ秘訣を教えてください。

チャレンジすることだと思います。これまでやったことのないことにチャレンジをすると、新しい出会いが生まれます。その新しい出会いが次の出会いを生み、どんどん人生が楽しくなると思います。

― ご夫婦円満の秘訣は?

奥様:二人で南米を自転車で旅すること(笑)。ヨーロッパではよくケンカしたんですが、南米は治安がいいとは言えないし、サバイバル旅行でした。24時間ダンナと一緒にいるしかないし、喧嘩している場合じゃなくなります。(笑)

― 今後は、どのような活動をお考えですか?

まだ行っていないアフリカやシルクロードを自転車で旅したいと思います。その時は、第二弾を出せればと思っています(笑)。

― 次回作も楽しみです。

そうですね。ありがとうございます。

― 最後に、出版をお考えの方にアドバイスをお願いします。

これまでの人生を振り返り、家族・友人等に自分が歩んだ軌跡を何らかの方法で残しておくのは有意義だと思います。それを本という形で残しておければ最高ですね。また、我々も身をもって体験しましたが、本の出版を契機にそれまでの会社生活では考えられないほど人生が広がりました。出版はその可能性も秘めています。

文章が苦手な人は、
・日頃から本を読む習慣をつける。
・日記やブログなど普段から書く習慣をつける。
・雑誌や機関誌などに投稿する機会があれば積極的に書いて文章力をつける。
などを実践することで、書くことに慣れます。

万が一、原稿が書けない場合は、企画からめでぃあ森さんに相談すると、いいアドバイスをいただけると思います。

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2019年5月20日