医師、歯科医、士業など専門家が出版でブランディングをする5つのポイント

2019年6月5日


医師や歯科医、士業など「先生」と呼ばれる職業も競争が必要になってきました。しかし、問題は広告の規制が多く、同業者との差別化が難しいということです。

そこで、医師、歯科医、士業の先生方にブランディングに有効なのは、本を出版するということです。

医師、歯科医、士業はどのように出版し、どのようにブランディングをすればいいのかを紹介します。

医師、歯科医、士業が出版でブランディングをする5つのポイント

ポイント1:専門家が出版するとメリットが多い

最初に、医師、歯科医、士業が出版をすることによるメリットをお話しします。本が売れることに越したことはありませんが、出版しているという点だけでも大きなメリットがあります。

1:信頼性が高まる

本を出版していることで、他の同業者よりも一段上の信頼性を獲得することができます。

2:患者様、クライアント様を教育できる

本を読んだ患者様やクライアントは、先生の考えを理解しているので、会う前に教育をすることができます。

3:差別化ができる

本を出すことで、本のテーマの専門家として認知されます。結果、同業者との差別化ができます。

4:仕事が舞い込む

専門家として認知されるので、講演や執筆など、本業に付随する仕事が入ります。

ポイント2:出版形式を選ぶ

出版には大きく分けて2つのルートがあります。

1:商業出版

出版社が経費を負担して出版をする

2:自費出版

著者が経費を負担して出版をする

多くの医師、歯科医、士業の先生は、商業出版を目指しますが、必ずしも商業出版がよいとは限りません。まず、本が売れなくなっているので、新人著者が出版をするハードルが上がっています。そのため、出版企画を通すまで時間がかかります。

また、タイトルや内容は出版社が決定をするので、著者の書きたい内容にできるかどうかはわかりません。

ですから、自費出版でブランディングをするという方法の方がご自身の仕事につなげやすいと考えることもできます。

読者は商業出版か自費出版かの区別はつかないので、質の高い本を作ることができれば、自費出版の方が、メリットがあります。

ポイント3:パートナー選びを間違えない

自費出版をするにあたって、パートナーとなる出版社を選び間違えると、単に本を出しただけになります。在庫の山を抱えることになりかねないので、出版社選びは慎重にしてください。

1:価格だけで選ばない

価格の安い自費出版社は、安い理由があります。原稿をそのままレイアウトして印刷をしてしまうような会社もあるので、質の高い本を作成するなら価格だけで選ばないことが大切です。

2:編集者のレベル

本は著者と編集者の共同作業になります。ですから、編集者との相性が大切です。横流しをするのか、しっかりと原稿を読み込み、アドバイスをくれるのかで本の質は全く違ってきます。

3:流通経路を持っているか

出版社の流通経路も重要です。本を出版しても書店に置いてもらえないなら、ないものを同じです。ですから、どの程度の書店に流通させることができるのかを確認しておく必要があります。

ポイント4:専門分野を明確にする

本を出版した後に仕事につながるように、自分の専門分野を明確にしておきます。

例えば、
小児科の医師なら、小児アトピーや喘息について書く。
歯科医は入れ歯や矯正など、自分の得意診療について書く。
税理士は、業種を絞って節税の方法を書く。

などです。この点もパートナーとなる編集者と相談することをお勧めします。

ポイント5:装丁にこだわる

タイトルはもちろん、表紙のデザイン、本文のレイアウト、本文イラストにはこだわりのある出版社を選ぶことをおすすめします。印刷に使う用紙や製本の方法がチープな作りの場合、読者は内容以前にその本に興味を抱かなくなります。

まとめ

この記事では、医師、歯科医、士業が本を出版することで、ブランディングをする方法と注意点をまとめました。必ずしも商業出版がいいとは限りません。しかし、自費出版の場合、出版社のレベルの差が大きいので、出版社選びを間違えないようにする必要があります。ぜひ、出版でブランディングをしてください。

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2019年6月5日医療系出版