医師が出すならメリットが多いのはどっち?紙の本と電子書籍

近年若い人を中心に、紙の本ではなくスマートフォンやタブレットなどで電子書籍を読んでいる人
が増えています。弊社にも「これから本を出すのなら電子書籍の方がいいのだろうか」との先生方からのお問い合わせを時々いただきます。紙の本と電子書籍、医師が出すならメリットが多いのはどちらか考えてみましょう。

医師はどんな本を書けばいいか

1電子書籍とは

電子書籍とは、本を電子データ化し、スマートフォンやタブレットなどで読めるようにした書籍のことです。
日本で電子書籍が本格的に始まったのは、2010年のことで、この年は電子書籍元年と呼ばれまし
た。
当初電子書籍ブームの中心となったのは、漫画ファンでした。
漫画は何巻も続くことが多いため、紙の本では場所を取ることになります。
簡単に持ち運べて、いつでもどこでもすぐ読めるため、漫画は電子書籍での購入が現在も伸びて
います。
また電子書籍の種類や使用しているディスプレイによっては、文章を自動的に読み上げてくれる
音声読み上げ機能が利用できるため、移動中や家事をしながらも本を読むことが可能です。

2電子書籍の購入方法は?

では電子書籍はどこで購入するのでしょうか。
紙の本のように書店では販売していません。
電子書籍は、WEB上にある電子書籍書店購入するのが一般的です。
パソコンに音楽をダウンロードしたり、スマートフォンにゲームをダウンロードするような感覚で本のデータを購入します。
現在最も販売量が多い電子書籍書店は、AmazonのKindleストアで、全体の60~70%を占めていると言われています。
その他に、AppleのiBooks、GoogleのGoogle play books、楽天「kobo電子書籍ストアなども有名です。

3書店に並ぶことが紙の本の大きなメリット

紙の本と電子書籍の大きな違いの1つは購入方法です。
紙の書籍は、ご存知のように書店で購入することになります。
この書店に並ぶということが、紙の本の大きなメリットです。
出版されたばかりの頃は、新刊コーナーに置かれることも多いですし、ジャンル別に展示されるこ
とで、読者の目に触れ手に取ってもらいやすくなります。
特に現在健康や食生活、ダイエット本のコーナーには、医師が出版した本が数多く並んでいます。
健康についての書籍のコーナーにご自身の本が並ぶことだけでも、ブランディングに大きく役立つ
のではないでしょうか。

4医院の受付や待合室に著書を

「院長が本を出版しました」「当院の医師が本を出版しました」と受付カウンターや待合室に著書を置いている病院が増えています。
こうした使い方ができるのは、紙の書籍ならではです。
診察や会計の待ち時間などに患者さんに手に取ってもらえば、患者教育にもなりますし、著者である医師への信頼も高まります。
また病院最寄りの調剤薬局などにも著書を置く方法も効果的です。

5紙の本と電子書籍、両方のメリットを生かす

医師が本を出版する場合、現状ではまだまだ紙の本の方にメリットが多いと言えるでしょう。
しかし例えば何かの病気について知りたいと思った時、インターネットで検索する方がほとんどで
すので、キーワード検索で引っかかりやすい電子書籍にもメリットがあります。
また「よい内容だったから友人にも紹介したい」「データとしても持ち運びや保存がしたい」という方もいます。
最初は紙の本で出版し、読者の反応を見ながら電子書籍も修正するというケースも増えています。
紙の本と電子書籍の両方のメリットを生かせば、相乗効果でより多くの読者に届き、ブランディン
グも確かなものになるでしょう。

6まとめ

紙の本と電子書籍にはそれぞれ特徴があり、読者ターゲットも変わってきます。
出版を考えている本の内容や企画に合わせて、どちらの媒体がより効果的か、相乗効果を狙うた
めにはどのような方法が最適か、弊社の経験豊かな編集者がアドバイスいたします。
どうぞお気軽にご相談ください。

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